アメリカ空軍の優秀な戦闘機パイロットは訓練を受けているときに、しばしば「謎の飛行物体」に妨害を受けているとホワイトハウスの高官が暴露して注目を集めている。
驚きの発言をしたのは元海軍少将で現在ホワイトハウスの国家安全保障会議戦略広報調整官であるジョン・カービー氏。この発言は26日に開催予定のアメリカ下院議会のUFOに関する公聴会を踏まえてのものとみられている。記者から「UFO(※1)は国防における “正当な懸念 “なのか」と聞かれたカービー氏は「そうだ。もし真剣に受け止めていないのであれば、国防総省がUFOを分析し、収集し、これらの目撃情報が報告されるように調整する組織を立ち上げることはなかっただろう」と答えている。
「いわゆるUFO現象のいくつかは、すでに我々の訓練場に影響を及ぼしている。パイロットが空中で訓練を行おうとした際に奇妙な飛行物体を目撃している。それが何であるかはわからないが、彼らの訓練や操縦技術に影響を与える可能性がある。我々はただ、この飛行物体をよりよく理解したいだけだ。」(カービー氏)
カービー氏によれば、少なくとも1つの訓練ミッションでパイロットがUFOに妨害されたと訴えたため、訓練場を移転せざるを得なかったという。
前述した通り26日水曜日、米下院監視委員会はUFO情報に関する公聴会を開催する予定だ。これは、元国防省の国家地理空間情報局職員であったデイヴィッド・グルシュ氏が、「アメリカ政府は回収したUFOの墜落破片を秘密にしており、その破片をリバースエンジニアリング(※2)して新兵器を作っている」と内部告発したことを受けたものだ。この動きを受けてUFOに関するコメントを出している議員も少なくない。フロリダ州選出の上院議員マルコ・ルビオ氏は「制限された政府情報にアクセスできる複数の内部告発者が、米国がUFOと遭遇したことを直接知っていると主張している」と述べており、「我が国にとって本当に重要な仕事を任されている人々が、信じられないようなことを言っている」と語っている。
またケビン・マッカーシー下院議長は「もし本当にUFOを発見したら、国防総省はもっと予算を要求するだろう。どんな事実や情報であれ、ぜひ見せてもらいたい。私は、アメリカ国民に私たちが持っているもの、私たちが行く場所を見せることにとても協力的です」と語っている。
果たして公聴会で何が明らかになるのか、今から期待していきたい。
(※1)UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
(※2)リバースエンジニアリング(反転工学)は、製品の構造を分析し、製造方法や動作原理を調査する手法。
参考:「Daily Star」
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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