アメリカにおける日本車人気は根強いものがあります。特に売れているのがセダン系乗用車とSUVです。また、新車のみならず、80年代の日本製スポーツカーも大変な人気となっており、「25年ルール」で右ハンドル車が解禁となったR32GT-Rはオークションで1,000万円以上の値が付くなど、価格が暴騰しています。日本車がここまでアメリカで高い評価を受ける理由を考えてみました。
目次
アメリカではどれくらいの日本車が売れている?
2016年!アメリカの乗用車販売台数1〜5位はすべて日本車
アメリカではどれくらいの日本車が売れている?
アメリカの新車販売台数は2016年に過去最高の約1,755万台(乗用車7,105,162台、小型トラック/SUV 10,445,189台)を記録しました。(Autodataより)
このうち、日本車のシェアは、
トヨタ:2,449,587台 (14.0%)
日産:1,564,423台 (8.9%)
ホンダ:1,637,942台 (9.3%)
スバル:615,132台 (3.5%)
マツダ:297,773台 (1.7%)
三菱:96,267台 (0.5%)
となっています。日本車メーカー全体では約38%を占めており、TOP3のメーカーの合計が約46%なので、いかにアメリカで日本車が売れているかがわかりますね。
2016年!アメリカの乗用車販売台数1〜5位はすべて日本車
では、2016年のアメリカにおける乗用車車名別販売台数ランキングを見てみましょう。
1位 トヨタ カムリ (388,618台)
2位 ホンダ シビック (366,927台)
3位 トヨタ カローラ (360,483台)
4位 ホンダ アコード (345,225台)
5位 日産 アルティマ (307,380台)
なんと、1~5位まですべて日本車という結果に!ちなみにカムリは、15年間連続で乗用車販売台数ナンバーワンを記録しているモンスター級の人気車種です。
SUVにおいても1位はホンダCR-V、2位トヨタRAV4、3位日産ローグ、4位フォードエスケープ、5位フォード エクスプローラーと日本車が上位を占めています。