新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」を運営する株式会社i-plugが、2025年卒業予定の学生と新卒採用を実施する企業を対象に、ChatGPTをはじめとする生成系AI搭載サービスの活用に関する調査を実施しました。
ChatGPTの活用場面
「今までに生成AIを活用したことはありますか?」と問う質問には、60.5%の学生が「はい」と回答しました。
その活用場面としては「就職活動」が最多の45.8%で、そのほかにも大学の授業や課題・研究で多く活用されていることが明らかになりました。
また就職活動での具体的な活用の場面としては、「エントリーシートや履歴書の添削」が73.5%で最多でした。エントリーシートや履歴書のどの項目で活用したかをたずねると「志望動機(81.3%)」、「自己PR(73.8%)」、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ・61.3%)」などが上位を占める結果になったとのことです。
企業側の対策は?
一方、新卒採用を実施する企業は93.2%がエントリーシートや履歴書の提出を学生に求めており、そのうち98.8%は「生成AIを活用しているかを見極めるといった対策」を行っていないことが分かりました。
活用を見極める方法としては「面接で逆質問を行う」「事前に生成AIを活用し、使用学生の回答を作成、類似回答をピックアップする」などが挙げられたそうです。
調査概要
【25年卒学生対象(2024年調査)】
調査期間:2024年5月8日(水)~2024年5月10日(金)
調査方法:インターネット調査
調査対象:OfferBoxに登録している2025年卒業予定の学生
有効回答数:613件
【企業対象(2024年調査)】
調査期間:2024年5月8日(水)~2024年5月10日(金)
調査方法:インターネット調査
調査対象:新卒採用を実施する企業
有効回答数:266件
調査主体:新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」などを運営する株式会社i-plug
※構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも 100%とならない場合がある。
<参照>
約6割の学生がChatGPTの活用経験あり。うち約7割がES添削に活用〜25卒学生と企業を対象としたChatGPTの活用に関する調査結果を発表〜