そして時短なので、1つ1つの種目を集中して鑑賞できた。これが丸一日続くとなると、寝不足になってまでお弁当の準備をしなければならず、まだまだ日中暑い時期にブルーシートで紫外線に照らされるのでかなりの体力を消耗する。さらに1競技ごとに長丁場で、同じ種目を違う学年で何度もやるのは見ている方もなかなか辛い。加えて運動会は終わったら解散、というわけにはいかずテントを解体したり椅子を片付けたりしなければいけない。トータルでは大きな負担だった。それが時短になったのは鑑賞者としての立場でも大きく消耗せずに済むのではないだろうか。

午前中だけで終わる運動会は全国的に広がりつつある。このまま完全定着すれば良いと思っている。時代やライフスタイルが変われば、それに応じて柔軟に変化すればいいだけである。社会的に一度決めたルールからなかなか変われない事が多いが、運動会については「進化」したと感じている。

 

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