43万トンという数字の根拠は東京都資料のP60にあった。

これも中国でパネルを製造した時のCO2排出が勘定されていないので間違いだが、とりあえず本稿ではこの数字を使うことにする。

すると、1兆トンで0.5℃なので、

0.5℃×43=21.5℃の1億分の1、というのが気温低下である。(1兆÷1万=1億)

あえて少数で書けば(桁を間違えそうになるが)、

0.000000215℃

つまり

答え 2000億円かけて、気温低下が0.000000215℃。つまり、1千万分の2度(!!!)

東京都は、きちんとこれを議会と都民に説明して、実施の可否を仰ぐべきだ。

ちなみに東京都は50億円かけて、都庁舎でプロジェクションマッピングをやるそうだ。消費電力200キロワットは再生可能エネルギーだというが、夜中に太陽光発電などありはしない。「再エネ証書」を買うつもりらしいが、これまた都民の税金だ。プロジェクションマッピングなど、民間にやらせておけばよい。なぜこんなことを都がやるのだろうか。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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