株式会社学情が、企業・団体の人事担当者を対象に「採用計画」に関するアンケート調査を実施しました。

近年は生産年齢人口の減少や人手不足を背景に、キャリア採用を拡大する企業が増えているとのこと。学情は376の企業・団体が予定している今年度の採用計画を調査し、その実態を明らかにしています。

同社は20代専門転職サイト「Re就活」、就活サイト「あさがくナビ」を運営する企業です。

採用の割合

2025年卒採用を含む、2024年度の採用活動におけるキャリア採用と新卒採用の割合は、「5:5」が22.4%で最多となりました。5社に1社は同割合での採用を計画していることが分かります。

「キャリア採用より、新卒採用の割合が多い」と回答した企業・団体は45.1%、「キャリア採用のほうが、新卒採用より割合が多い」と回答した企業・団体は30.6%だったとのことです。

キャリア採用の年齢層は?

キャリア採用の人数を「前年度よりも増やす予定」と回答した企業・団体は32.2%。「前年度と特に変更なし」の41.8%と合わせると、7割を超える企業・団体が昨年度と同程度、またはそれ以上の採用人数を予定していることになります。

またキャリア採用において採用人数を増やす予定の年齢層は「20代(26~29歳)」が70.2%で最多となり、「30代(57.9%)」、「20代(25歳以下/45.5%)」が続きました。

株式会社学情はこれらの調査結果を受けて「キャリア採用が拡大傾向にあり、20代を中心に若い世代の採用を増やしたい意向がうかがえる」と分析しています。

調査概要

調査期間:2024年4月15日(月)~2024年5月2日(木)

調査対象:企業・団体の人事担当者

有効回答数:376社

調査方法:Web上でのアンケート調査

調査主体:株式会社学情

※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。

<参照>

5社に1社は、キャリア採用と新卒採用を同割合で計画。「キャリア採用の人数を増やす」の回答が3割超。