■「好きなことを仕事にする」弊害
とくに漫画家など定時のない職業の場合、自身の裁量で作業時間を管理するしかない。
やしろ氏は、「30代になると一気に人が死にはじめるこの業界の話です。この『楽しすぎて疲労を忘れ睡眠さえも忘れる』問題は『好きなことを仕事にする』ことの1つの弊害だと僕は思ってます」と訴える。
■「一度脳をストップさせて」
さらに、「実際楽しい仕事をしていると脳内麻薬が出て全然疲れを感じない現象はあります。でもそう自分が感じるだけで、実際身体はちゃーんと疲れてバリバリ消耗してます」と説明する。
疲労による身体へのダメージを、ゲーム画面に表示されるHPゲージに例え、「なのでそういうときは一度脳をストップさせて冷静に自分のHPを確認しましょう」と呼びかけている。