たくさんの生き物たちのかわいい表情が間近で見られる動物園や水族館は、老若男女問わず訪れた人々を魅了する。しかし生き物たちにとっては、本来暮らすべき野生の地とは比べ物にならないほど狭く、人間の支配下で生活しているのも事実だ。
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そんななか、アメリカの水族館で今、長年飼育されてきたシャチの余生について大きな問題が起きているという。イギリスの『Daily Mail』やカナダの『Global NEWS』も報じた。
■昨年ショーを引退
アメリカ・フロリダ州にある『マイアミ・シークアリウム』では、イルカと一緒に泳ぎ、アザラシやペンギンと触れ合うことができるなど、世界でも珍しいイベントが開催されている。
なかでも長く人気を誇ってきたのが、シャチによるダイナミックなショーだ。
しかし1970年にワシントン沖で捕獲され、同水族館で53年間も飼育されてきた56歳のシャチ「ロリータ」は、昨年病気によりショーを引退。その余生をめぐり問題が勃発している。