400F(フォーハンドレッド・エフ)は、家計診断・相談サービス「オカネコ」のユーザーを対象「オカネコ 老後資金の意識調査」に実施した。
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2人に1人が試算済み
調査は、老後資金への準備状況や実際の試算額などを探るべく8月24~27日の期間に行われ、786人から回答を得ている。
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調査対象者に、老後に必要なお金について試算したことがあるか、試算したことがある場合はどのように行ったかを尋ねたところ、「試算したことがある」という回答が50.2%を占めた。
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世帯年収1200万円以上でも試算経験のない人が3割超に(画像=『BCN+R』より 引用)
老後に必要なお金を「試算したことがある」という回答を世帯年収別でみると、世帯年収が高くなるほど試算したことがあるという傾向となったものの、世帯年収が1200万円以上の人でも、「試算をしたことがない」という人が32.1%に達している。
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ほぼ全員が貯金・資産運用などの準備を進めている(画像=『BCN+R』より 引用)
老後に必要なお金を「試算したことがある」と答えた人に、老後への生活資金にまつわる準備で行っていることを尋ねた質問(複数回答)では、「貯金」(76.3%)がもっとも多く、「NISA」(69.2%)、「投資信託への投資」(47.2%)がそれに続いた。「特に何もしていない(公的年金や退職金で充当予定など)」という回答は、1.2%にとどまっている。
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平均で月額約7万円が不足することが明らかに(画像=『BCN+R』より 引用)
老後に必要とされる1カ月当たりの試算平均額と、公的年金(国民年金と厚生年金)の想定支給額を、世帯年収別で比較すると、世帯年収400万円未満では月額約6万円、世帯年収1200万円以上では月額約11万円となり、平均で月額約7万円が足りていないことが分かった。
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「特に何もしていない」が2割超に(画像=『BCN+R』より 引用)
調査対象者のうち、老後に必要なお金を「試算したことがない」と答えた人に、老後への生活資金にまつわる準備で行っていることを尋ねたところ(複数回答)、「特に何もしていない(公的年金や退職金で充当予定など)」という回答が21.1%に達し、老後に必要なお金を「試算したことがある」と答えた人による同様の回答の割合を大きく上回っている。
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老後資金準備のための毎月の資産運用額に約2.4万円の差が(画像=『BCN+R』より 引用)
老後への生活資金にまつわる準備として「資産運用を行っている」と答えた人に、老後資金準備のために毎月新たに資産運用に投じている金額を尋ねた質問では、老後に必要なお金を「試算したことがある」人は月額約3.1万円、老後に必要なお金を「試算したことがない」人は月額約0.7万円となり、差額は約2.4万円に達した。
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「相談サービス」や「金融機関」が上位に(画像=『BCN+R』より 引用)
老後資金を試算をしたことがあり、自身の試算に納得していると答えた人に、老後に必要なお金について誰と試算したかを尋ねたところ(複数回答)、「相談サービス(対面・オンライン含む)」(81.9%)が最多となり、「金融機関(証券会社・銀行・信託銀行・信用金庫など)」(72.7%)がそれに続いている。
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「相続・贈与」「住宅資金」「教育資金」が上位に(画像=『BCN+R』より 引用)
老後に必要なお金の試算に「相談サービス(対面・オンライン含む)」を利用した人に、相談内容を尋ねた質問(複数回答)では、「相続・贈与」(42.9%)、「住宅資金」(42.7%)、「教育資金」(38.9%)が上位を占めた。
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「興味があるが資金がない」「知識がなくやり方がわからない」
「資産運用は怖いなど、ネガティブなイメージがあるため」など(画像=『BCN+R』より 引用)
そのほか、老後に向けた資産運用を行っていない人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「興味があるが資金がない」「知識がなくやり方がわからない」「資産運用は怖いなど、ネガティブなイメージがあるため」といった回答が寄せられている。
提供元・BCN+R
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