ボルボが“リチャージ(Recharge)”のプロダクトラインの名称廃止に伴い、XC40リチャージの車名を「EX40」に刷新。ハイエンドグレードの“アルティメット(Ultimate)”は名称を“ウルトラ(Ultra)”に変更。特別仕様車としてブラックカラーをテーマとした「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション(Ultra Single Motor Black Edition)」もリリース

 ボルボ・カー・ジャパンは2024年9月11日、プレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」の車名を「EX40」に変更し、同日よりオンラインでの販売を開始した。

ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲ボルボが“リチャージ(Recharge)”のプロダクトラインの名称廃止に伴い、XC40リチャージの車名を「EX40」に刷新。ハイエンドグレードの“アルティメット(Ultimate)”は名称を“ウルトラ(Ultra)”に変更する、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

EX40プラス シングルモーター(Plus Single Motor):679万円

EX40ウルトラ シングルモーター(Ultra Single Motor):719万円

EX40ウルトラ ツインモーター(Ultra Twin Motor):789万円

特別仕様車EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション(Ultra Single Motor Black Edition):739万円

ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲ボルボEX40プラス シングルモーター 価格:679万円 全長4440×全幅1875×全高1650mm ホイールベース2700mm 車重2030kg 乗車定員5名 一充電走行距(WLTCモード)590km 交流電力量消費率(WLTCモード)143Wh/km、『CAR and DRIVER』より 引用)
ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲ボルボEX40ウルトラ シングルモーター 価格:719万円 全長4440×全幅1875×全高1650mm ホイールベース2700mm 車重2030kg 乗車定員5名 一充電走行距(WLTCモード)590km 交流電力量消費率(WLTCモード)143Wh/km、『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の車名変更は、“リチャージ(Recharge)”のプロダクトライン名称を廃止するとともにXC40シリーズから独立させ、EVとして分かりやすいラインアップに刷新したことが特徴。また、ハイエンドグレードの“アルティメット(Ultimate)”は名称を“ウルトラ(Ultra)”に改め、合わせて全輪駆動システムによるツインモーター(Twin Motor)の再導入を実施する。さらに、今回の名称変更に合わせてブラックカラーをテーマとした特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション(Ultra Single Motor Black Edition)」を設定した。

ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲ボルボEX40ウルトラ ツインモーター 価格:789万円 全長4440×全幅1875×全高1650mm ホイールベース2700mm 車重2160kg 乗車定員5名 一充電走行距(WLTCモード)560km 交流電力量消費率(WLTCモード)161Wh/km、『CAR and DRIVER』より 引用)

 エクステリアの一部変更も実施する。新たな外装色として、SUVとしてのルックスが映えるサンドデューンを追加。また、EX40専用アルミニウムフロントスカッフプレートを採用するとともに、テールゲート左側には“EX40”バッジを装着した。

 パワートレインは基本的に従来を踏襲し、シングルモーターはフロントアクスルに最高出力175kW(238ps)/4000~5000rpm、最大トルク418Nm/1000rpmを発生するモーターを搭載して前輪を駆動。駆動用リチウムイオンバッテリーは総電力量73kWhを確保し、一充電走行距離はWLTCモードで590km、交流電力量消費率は同モードで143Wh/kmを成し遂げる。一方、ツインモーターはフロントアクスルに最高出力110kW(150ps)/4200~8000rpm、最大トルク252Nm/1000rpmを発生するモーターを、リアアクスルに最高出力190kW(258ps)/4400~6000rpm、最大トルク420Nm/1000rpmを発生するモーターを搭載して全輪を駆動(AWD)。駆動用リチウムイオンバッテリーは総電力量78kWhを確保し、一充電走行距離はWLTCモードで560km、交流電力量消費率は同モードで161Wh/kmを実現した。充電に関しては、AC普通充電とDC急速充電に対応。急速充電コネクターおよび普通充電コネクター/普通充電用車載ケーブル(AC200V 3kW充電用、7m)を標準で装備している。

ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲新たな外装色としてサンドデューンを設定。テールゲート左側には“EX40”バッジを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)

 特別仕様車のEX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディションの概要に話を移そう。

 ベース車は通常モデルのEX40ウルトラ シングルモーターで、エクステリアはオニキスブラックメタリックのボディカラーを基調にグロッシーブラックのアイアンマーク&ダイアゴナルバー(フロント)やリア“EX40”バッジなどを特別装備して、艶やかかつ精悍なスタイリングを創出。足もとには、グロッシーブラック塗装の5スポークデザイン20インチアルミホイール(タイヤは前235/45/後255/40R20)サイズを組み込んだ。

ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲ボルボEX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション 価格:739万円 ボディカラーにはオニキスブラックメタリックを纏う、『CAR and DRIVER』より 引用)
ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲グロッシーブラックのアイアンマーク&ダイアゴナルバーを装備、『CAR and DRIVER』より 引用)
ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲リアゲートにはグロッシーブラックの“EX40”バッジを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)
ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲足もとにはグロッシーブラック塗装の5スポークデザイン20インチアルミホイールを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)

 インテリアについては、チャコールカラー・スウェードテキスタイル/マイクロテック・コンビネーション表皮のシートや、ブラックのルーフライニング、彫刻的なデコラティブパネルなどを採用して、シックで上質なキャビン空間に仕立てている。

ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
ボルボのプレミアムコンパクトSUVの電気自動車「XC40リチャージ」が車名を「EX40」に改称。特別仕様車「EX40ウルトラ シングルモーター ブラックエディション」も設定
(画像=▲チャコールカラー・スウェードテキスタイル/マイクロテック・コンビネーション表皮のシートやブラックのルーフライニング、彫刻的なデコラティブパネルなどを装備。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ