アイコニックなボディに充実の内容
ステランティスジャパンは、フィアット・ブランドの新型EV、「600e(セイチェントイー)」を全国のフィアット正規ディーラーにて発売した。メーカー希望小売価格は5,850,000円(税込)。
フィアット・ブランドのラインナップに1年半ぶりの新モデルとして加わった「600(セイチェント)」の電気自動車600eは、「アイコニックなイタリアンデザインに快適性、革新性、テクノロジーを詰め込んだ」という触れ込みの、100%BEVにしてコンパクトSUVだ。その最大の特徴は、1955年発売の初代600や、500eからインスピレーションを得たデザインが随所に散りばめられている点だという。また、フィアット・ブランドとして初めて、4つの運転支援機能も装備した。
二子玉川のライズで開催されたメディア向けの発表会では、冒頭にステランティスジャパン代表取締役社長の打越 晋氏が登壇し、ブランド全体でBEVだけでなく様々なパワートレインを展開していくとアピール。
続いてプロダクトスペシャリストの児玉英之氏が、フィアット600eの商品について説明を行ったほか、本国からはステランティスグループ・フィアットブランドチーフデザイナーのフランソワ・ルボアンヌ氏が600eの内外装デザインについてプレゼンテーションを実施。その後、ブランドマネージャーの熊崎陽子氏が、フィアットのイベントや600eキャンペーンなどを解説した。
ノスタルジックなモチーフをちりばめた外観と内装
初代600および500eのデザインアクセントを継承した丸みのあるフォルムや、LEDライトを採用。グロスブラックのアクセントを随所に採用し、18インチのダイヤモンドカットアルミホイールとあわせて、精悍さを際立たせるよう演出されている。
アイボリーカラー基調のインテリアには、円形のメータークラスターや2スポークステアリングホイールなど初代600を思わせるディテールを見つけることができる。シートにはアイボリーカラーのエコレザーを採用し、フィアットロゴのエンボスおよびターコイズブルーのステッチがアクセントに。ラゲッジルームは360Lの容量を備え、後部座席を倒した状態で最大1231Lの積載が可能とのこと。
パワートレインと運転支援機能
600eは54kWhのバッテリーを装備し、一充電航続距離(WLTCモード)は493kmとなる。普通充電および急速充電に対応。また、以下4つの運転支援機能が、フィアット・ブランドとしては初めて採用されている。
①レーンポジションアシスト
任意の位置を設定しステアリングを握ることで、その位置を維持する機能。運転時のステアリングにおけるサポートが期待される。
②アクティブランバーサポート
運転席にシートマッサージ機能を搭載し、ドライバーの疲労軽減を図った。
③ハンズフリーパワーリフトゲート
リアバンパー付近に足を入れるとトランクゲートが開く機能。手が荷物でふさがっている状態での積載をサポート。
④キーレスエントリー(プロキシミティセンサー付)
車両周囲1メートルから遠ざかるとロックが自動施錠、周囲3メートル以内に接近すると自動解錠。
お洒落なボディカラー3色にアクセサリーも用意!
ボディカラーはフィアット・ブランドとして新色の「サンセットオレンジ」および「スカイブルー」、そして人気の「ホワイト」の3色が用意されている。
さらに600e発売に合わせて、デザインアクセントとなる純正アクセサリーパーツも発売。画像左よりフロントロゴ(ホワイト)、リアロゴ(ホワイト)、ミラーカバー(ホワイト)。このほか、カーゴトレー、プレミアムフロアマット(600ロゴ付き)、ドアシルスカッフプレート、デジタルルームミラー(ドライブレコーダー付き)、ETCセット(FIATロゴ付き)などが用意されている。
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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