徳田誉 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズの2種登録選手である17歳FW徳田誉は、9月14日に行われた明治安田J1リーグ第30節サンフレッチェ広島で、クラブ史上最年少ゴールをマーク。海外でも同選手の活躍ぶりがクローズアップされている。

 今季ここまでJ1リーグで3試合に出場していた徳田。強靭なフィジカルや長身を活かしたプレーでファン・サポーターの注目を集めるなか、広島戦では74分からピッチに立つと、82分にFW鈴木優磨のパスを受けた後に反転シュートからゴールネットを揺らした。

 内田篤人氏が持つ17歳11か月22日というクラブ最年少ゴール記録を塗り替えただけに、徳田の活躍は小野伸二氏をはじめ日本代表OBの間でも話題になっている。

 そんななか、海外のサッカーサイト『Diamonds of Football』は18日、全世界を対象として「週刊ベストヤングプレーヤー」として徳田やFWラミン・ヤマル(バルセロナ)ら4選手を選出。鹿島所属FWについて「広島戦で16分間プレー。3本のシュートを放ち、1ゴールをマーク。パス成功率は57%であり、デュエルでは6回中5度勝利した」と綴っている。

 この徳田の鮮烈なパフォーマンスには、ブラジルメディア『グローボ』も関心。同メディアは9月15日にセンターフォワードを本職とする日本人選手を特集しているが、17歳のストライカーについて「2028年に行われるロサンゼルス五輪の日本代表候補が現れ始めている」と評価。FW後藤啓介(アンデルレヒト)やFW塩貝健人(ナイメヘン)を同世代のライバルとして紹介した上で、将来的な日本代表入りを予想している。

 ロス五輪世代の後藤は、現在ジュビロ磐田からベルギー1部RSCアンデルレヒトへ期限付き移籍中。今季もセカンドチームのRSCAフューチャーズでプレーしているが、ベルギー2部リーグ4試合の出場で3ゴールと結果を残している。