北海道コンサドーレ札幌の下部組織出身であるMF高嶺朋樹は、2024年7月に柏レイソルからベルギー1部KVコルトレイクへ完全移籍。新天地で札幌時代のチームメイトであるMF金子拓郎と再会した同選手の現状に、現地メディアが関心を寄せている。
現在26歳の高嶺は、2020年に札幌のトップチームへ正式加入。プロ1年目からリーグ戦で30試合に出場するなど、金子とともにチームの中心選手として活躍していたが、2022シーズン終了後に柏へ完全移籍。柏でも存在感を発揮していたが、2024年3月16日開催のJ1第4節名古屋グランパス戦で右膝内側側副靱帯を損傷。2か月以上戦列から離れていたが、復帰後もリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場していた。
2024シーズン途中で欧州挑戦を果たした高嶺だが、ベルギー1部リーグではここまでスタメン出場3試合、途中出場3試合と一定の出場機会を確保。22日のOHルーヴェン戦では、DF大南拓磨やMF明本考浩との日本人対決実現が期待される。
そんななか、ベルギーメディア『HLN』は18日に「ほとんど音もなく静かだが、中盤の実力者として台頭している」と日本人MFの現状をリポート。ポジション争いのライバルであるMFアブドゥライエ・シサコについては「昨季は数少ない輝きを放ったが、今はほとんど話題になっていない」と綴っている。
また同メディアによると、高嶺本人は「ベルギーの環境に慣れるのに少し時間がかかったけど、徐々に自分のやり方を見つけています。ここからもっと良くなるしかないですね」と語るなど、ベルギーでの生活やプレースタイルなどに慣れている段階だという。
金子にくわえて、名古屋グランパスから完全移籍の日本代表DF藤井陽也とともにプレーしている高嶺。同選手のさらなる飛躍を期待している日本のサッカーファンは多いはずだ。