日本の新札デザインが2024年7月3日に変更されたが、あなたはどう感じているだろうか。一万円札には渋沢栄一、五千円札には津田梅子、千円札には北里柴三郎が採用されているが、キャッシュレスが進んでいることもあり、誰が描かれているか、まだ広く普及してはいないようだ。また、SNSでは新札デザインへの批判が目立っていたが、果たして実態はどうなっているのだろうか。
そもそも新札の認知が進んでいない!キャッシュレス推進が影響か
個人向けライフスタイルメディア「COCO the Style」が、2024年7月24日〜8月14日に、日本在住の20代〜70代の1233人を対象に、「新札とキャッシュレス」についてのアンケート調査を実施した。「新札に誰が描かれているかご存じですか?」という質問に対し、「全員わかる」と答えた人は48.4%と半数に満たなかった。「誰もわからない」と答えた人は13.6%で、新札の認知はまだまだと言えるだろう。
それもそのはず、「新札を手にしましたか?」という質問に「手にしたことがある」と回答した人は54.7%と半数程度で、「手にしたことはない」と答えた人は28.7%。3割弱の人がまだ実物を見たことがなく、なじみが薄いと言えるだろう。キャッシュレスが進んでいることも、実物を手にしたことがない理由のひとつだと推測される。
新札については「まだ慣れないため違和感がある。まだ使えないところも多いと聞き少し不安。」(30代 / 女性)「正直、ガッカリです。おもちゃみたいに感じました。」(40代 / 男性)などと不評コメントが多く寄せられている。
新札vs旧札デザインは旧札に軍配!特に1万円札に描かれた渋沢栄一に不満?
では、新札と旧札ではどちらのデザインが人気なのだろうか。「新札のデザインと旧札のデザインはどちらが好みですか?」という質問に対し、「新札の方が良い」と回答した人は12.6%、「旧札の方が良い」が54.5%で、「どちらも良い」が32.9%だった。旧札の方が圧倒的人気で、フォントやデザインが好みでなく「おもちゃみたい」と感じている人が多いようだ。確かに、これまでの紙幣デザインに使われていた数字フォントは凝ったものが多く、新札デザインはわりとシンプルで、重厚感はない。これがお金の重みを感じさせないということなのかもしれない。
さらに、採用された人物についても質問している。「1万円札のデザインに渋沢栄一が選ばれたことに賛成ですか?」という質問に「賛成」が31.4%、「反対」が10.7%、「どちらでもない」が57.9%。5千円札のデザインに津田梅子が選ばれたことに対しては、「賛成」が37.1%、「反対」が4.6%、「どちらでもない」が58.7%。千円札のデザインに北里柴三郎が選ばれたことに対しては「賛成」が34.6%、「反対」が5.2%、「どちらでもない」が60.6%だった。
全体的に「どちらでもない」と感じている人が多いが、反対の割合は渋沢栄一が最も多い。その理由として挙げられているのが渋沢栄一の女性関係に関するもので、ご祝儀に使いにくいという声も。「2は割り切れる=夫婦の別れを連想させてしまう」と2万円のご祝儀が一般的にマナー違反とされるほどなので、お妾さんが多数いたといわれる渋沢栄一を見て不快に感じる人もいるのかもしれない。
出典元:【COCO the Style】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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