フィリップ殿下が、ロンドンのチェルシーにあるアパートで「ヤヌス」と呼ばれる異星人と面会する予定だったと、新たなドキュメンタリー番組がさりげなく主張し、話題を呼んでいる。
9月20日からAmazonとVOD配信サイトTubiで配信される「The King of UFOs」は、エディンバラ公爵の経歴を持つフィリップ殿下が、その技術的な背景から地球外生命体に強い関心を抱いていた様子を伝えている。
異星人との面会は実現せず?
ドキュメンタリー映画監督のマーク・クリストファー・リー氏は、メディアの取材に対し、異星人との面会は、当時フィリップ殿下の側近であったピーター・ホースリー氏がセッティングしたものだと語った。
「ホースリー氏は1954年、チェルシーのアパートでヤヌスと名乗る存在に実際に会ったと主張しています。彼は、ヤヌスにはこの世のものとは思えない雰囲気があり、心を読み、空飛ぶ円盤に関する情報を得ることができると言っていたそうです」とリー氏は語る。
2人の面会は、現在のスローン・スクエア駅から徒歩約10分の住宅街、スミス通り沿いのアパートで、「冬の夕方」に予定されていた。
「ホースリー氏は、フィリップ殿下にもヤヌスに会ってほしいと考えていました。なぜなら、ヤヌスはフィリップ殿下が優れた先見の明を持つ人物であることから、彼に世界を救うためのメッセージを伝えたいと考えていたからです」とリー氏は付け加えた。
「しかし、フィリップ殿下はこの面会に行きませんでした。ヤヌスがロシアのスパイであった可能性も否定できません。しかし、ホースリー氏はヤヌスがこの世の者ではないという信念を曲げなかったのです。」
ドキュメンタリーの中で、リー氏は「実際にあったことかもしれない。非常に奇妙な話だ」と付け加えている。
ホースリー氏自身も、回顧録「Sounds From Another Room」の中で、この奇妙な出来事について触れており、UFOの専門家たちは、彼が異星人に関する深い知識を持つ「ミスター・ヤヌス」と表現した人物について、地球外生命体であると広く解釈している。
しかし、リー氏は「ロシアのスパイだった可能性が高い」と推測している。