■やはり「振った方が良い」が多数
調査の結果、スプレーの殺虫剤を使用する際に「缶を振った方が良い」と考えている人は、全体の62.9%と判明。やはり、多くの人が缶を振る傾向にあると判明したのだ。
性年代別の回答傾向を見ると男女で大きな差は無く、全年代を通じて過半数が「振った方が良い」と考えていることが分かる。特に10〜30代に、この傾向が見られるようだ。
確かにスプレーを振ると、なんとなく「出が良くなる」「成分のバランスが良くなる」といった効果があるような気もする…。このように、スプレーを手にすると反射的に振りたくなるのが人の性(?)だが、果たして実際に効果はあるのだろうか…?
そこで今回は、日用品の製造・販売を行なう「アース製薬株式会社」に、我々のルーティンの効果について尋ねてみることに。すると、予想外の回答が返ってきたのだった…。
ちなみに、記事内でもここまで「殺虫剤」と表記してきたが、アース製薬によると、2017 年に「殺虫剤」という言葉をやめて「虫ケア用品」に呼称変更したとのこと。
これは「殺」という文字が「人体に有害」「使うのが怖い」といったネガティブなイメージを与え、使用をためらう人が一定の割合存在することや、殺虫を目的としない製品もあることを考慮し、「虫を殺す」というより、「人を守る」という思いから呼称変更したそうだ。
そこで本記事内でもアース製薬の思いに敬意を払い、以降は「虫ケア用品」や「駆除剤」といった表記で統一したい。