アメリカ・バージニア州の民間機パイロットが、米中西部上空を飛行中、機体の外に「金色のUFO」(※)を目撃したという奇妙な体験を告白して話題になっている。

(※) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。

 地元メディアの報道によると、昨年の夏、パイロットのジュリアス・フィゲロア氏はスカイダイバーのグループを乗せて飛行機を操縦していたとき、奇妙なものを目撃したという。飛行機が高度約3000メートルまで上昇したとき、遠くに奇妙なものが現れた。それは高速で動く金色の球体で、だんだん近づいてきたという。

 その物体は小型の自動車ぐらいの大きさだった。フィゲロア氏は搭乗しているスカイダイバーたちに機外の異変を知らせると同時に、UFOをもっとよく見るために追跡を試みた。しかし彼が機体を旋回させたときには、その物体はすでに地平線上に降下していたため、追跡を断念したという。

 黄金のUFOというのは珍しい。多くの場合UFOの色は銀色や黒や白だ。黄金UFOの数少ない例の1つが、2017年に米連邦議会議事堂を横切ったUFOだが、これについてはトカナ過去記事で詳しく紹介している。黄金に見える理由の1つは飛行物体そのものが発光していたり、太陽光を反射していることが原因と考えられるが、果たして……。

 オーパーツに紀元前のコロンビアで作られたとみられる「黄金スペースシャトル」があるが、これも黄金UFOの存在を示しているのだろうか。また、古代シュメール神話の神アヌンナキが黄金を求めて地球に来訪したという話も無視できないだろう。これら情報の点が線で結びついたときに真実が浮かび上がってくるのかもしれない。

 話を戻そう。その後、フィゲロア氏は最寄りの航空管制塔に連絡、先ほど機外で目撃したことを詳しく説明し、管制官も金色の球体を目撃したかどうか、この空域にドローンが飛んでいないかどうか尋ねることにした。だが、管制側の回答は「長い沈黙」であったという。

 フィゲロア氏はこのような不思議な物を目撃したのは初めてだったため、この事件以来彼は飛行中に同じような不可解な物体がないか警戒するようになったそう。

 果たしてフィゲロア氏は一体何を見たのか。金星説も出ているようだが、だとすると「接近してきた」「小型の車ほどの大きさがあった」という証言と矛盾してしまう。是非とも皆さんも正体について検討してみてほしい。

参考:「Coast to Coast AM」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

「金色のUFOが急接近した」パイロットが告白! 管制官の長い沈黙は何を意味するのか
(画像=『TOCANA』より引用)

文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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