安部裕葵 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属MF安部裕葵は、今季もコンディション不良に悩まされ、J1リーグやYBCルヴァンカップで出番なし。ネット上では、同選手に対する否定的な意見や誹謗中傷を巡って様々な意見が飛び交っている。

 現在25歳の同選手は、2019年7月に鹿島アントラーズからバルセロナBチームへ完全移籍。海外でのさらなる飛躍が期待されたが、2020年2月以降は右ハムストリング筋断裂など度重なる怪我に苦しみ、公式戦ほぼ全試合でベンチ外。2023年夏、契約満了によりバルセロナBを退団して浦和へ加入している。

 日本での再起を図っている安部だが、浦和加入後も負傷により長期離脱。2024年7月31日に行われたニューカッスル・ユナイテッドとの親善試合でデビューを果たしたものの、その後も公式戦でピッチに立つことはなく。複数メディアの報道によると、21日のJ1第31節FC東京戦でも右足の痛みにより出場が不透明だという。

 浦和加入から出番がほとんどないだけに、ネット上では安部の去就を巡って議論が白熱。「今季終了後に他クラブへレンタルあるかな?」「来季、浦和に残る可能性低そう」という声が挙がっているが、中には「浦和から早く出ていってほしい」「浦和は契約を切るべきだ」「給料泥棒だ」「安部裕葵は浦和でリハビリしているだけ」などと心無いコメントも相次いでいる。

 こうした厳しい声に対しては、「自分の応援してる選手に対して給料泥棒とか要らないとか言われたら嫌な気持ちにならないのかな?」「一番しんどいのは本人なのに、言ってはいけないことを言う人が多い」といった反発も。「安部裕葵は怪我を治すことに専念すべき」「まわりの声を気にしない方がいい」と同選手にアドバイスするファン・サポーターも見受けられる。

 なおペア・マティアス・ヘグモ前監督は安部について、7月中旬の時点で「今シーズン中に彼の姿を公式戦で見ることができたらと思っている」などとコメントを残している。Xで「安部裕葵」がトレンド入りするほど、同選手の現状にファン・サポーターは熱視線を送っていることは確かだ。