クロアチア1部ディナモ・ザグレブ所属DF荻原拓也は、9月17日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ初戦で、バイエルン・ミュンヘンからゴールを奪取。ディナモでも序列アップが期待される一方、浦和レッズ復帰の可能性もあるという。
現在24歳の同選手は、2024年1月に浦和からディナモへ1年間の期限付き移籍により加入。2月4日のリーグ戦でデビューしたものの、足首の怪我に悩まされ、2023/24シーズンはリーグ戦で6試合の出場に終わった。
サイドバック、ウイングバックで控えに甘んじている荻原だが、今季もここまで公式戦4試合の出場とレギュラーに定着できず。国内リーグでは、9月14日に行われたハイドゥク・スプリトとのダービーマッチも含めて、3試合つづけて出場機会がない。
そんななかで迎えたバイエルン戦では、左サイドバックでスタメン出場すると、1-3で迎えた50分、ペナルティエリア手前へのスルーパスに反応。相手守備陣の裏に抜け出すと、最後は相手GKの股を抜くシュートからゴールネットを揺らしている。
そんな荻原の契約内容については、クロアチア紙『Sportske novosti』が2024年1月に「レンタル料は20万ユーロ(約3200万円)、買い取りオプションは50万ユーロ(約7900万円)」と伝えていたが、買い取りオプション行使の可能性が現時点で不透明だという。
同国メディア『Germanijak』は9月7日、荻原のプレースタイルについて「彼はあまり守備的ではなく、前に出ることを好む。くわえて彼のプレーは非常に不安定だ」と否定的な見解を示すと、「ディナモは彼を完全獲得するかまだ決断していない」とリポート。バイエルン戦でゴールを決めたことにより、首脳陣からの評価が上がるとはいえ、控え要員であるだけに浦和復帰の可能性もあるという。