元日本代表FW宮市亮を負傷により欠いている横浜F・マリノスは、9月17日に行われるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2024/25シーズンの開幕戦で、韓国1部・光州FCと激突。対戦相手の元Jリーガーがピッチコンディションに言及するなど、アウェイゲームで怪我のリスクがあるという。
韓国経済新聞が16日に伝えたところによると、2013年にギラヴァンツ北九州でプレーしていた光州FC所属DFアン・ヨンギュは、横浜FMとの対戦を待ち望んでいた模様。「個人的にJリーグクラブとの対戦を期待していた」と語った上で、「マリノスの試合をチェックしたけど、全体的にかなり組織立っているように見えた。ただ彼らはアウェイでプレーするし、我々にも強みがある。相手のストロングポイントを消して、自分たちのサッカーをすれば良い結果が出るだろう」と、試合の行方を占っている。
好ゲームを期待しているアン・ヨンギュだが、ホームスタジアムの芝の状態を心配している模様。「韓国のスタジアムは、どこも芝の状態が悪い。我々のホームスタジアムもそうだ。ピッチコンディションは悪い。パスを受ける時に集中する必要があると思う」と、ボールコントロールに細心の注意を払う姿勢を見せた。
韓国では、以前からサッカースタジアムのピッチコンディション改善を求める声が噴出。先日、ソウルで開催されたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の韓国代表対パレスチナ代表で、試合後にFWソン・フンミンが「アウェイの方がピッチコンディションが良いのは残念」と語るほど、芝の状態の悪さは深刻だ。また光州のホームスタジアムも、猛暑や大雨など異常気象によりピッチコンディションが悪いとのこと。横浜FM、光州FC両クラブの選手が怪我をしないか心配される。
なお横浜FMは、2024年4月24日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝2ndレグでも、韓国1部・蔚山HDとアウェイで対戦。韓国メディア『コリア・フットボールニュース』が伝えたところによると、当時横浜FMに所属していた韓国代表MFナム・テヒは、「仁川でのアウェイゲームでも芝の状態の悪さに驚いたけど、蔚山のスタジアムもそうだったね」などと、ピッチコンディションの悪さに言及していたという。