そしてここから怒濤のラッシュが始まる。意外にも足元に魚が寄っていると判断し、少し下がって近場を中心に探ると次々とアタリがくる。しかし、これがちゃんと乗らない。どうやら少しでもレンジを外すと針にかからないシビアな状況のようだ。さらに流れが緩くなったり止まると途端に食わなくなる。
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それでも試行錯誤し、同型の2匹目、そして3匹目と連続ヒット。途中でバラしなどもあったので、全てキャッチしていたらと思うと贅沢だが悔しい。そうこうしているうちに時合が終了したのかぱったりと食わなくなったので終了とした。
今年の秋はイケてる予感
今回の釣行で思ったのは「今年の秋シーズンはかなりイケてるに違いない」だ。まだ本格的に釣れる時期ではないのに、この好反応は嬉しい誤算だ。しかし、複数のシーバスを手にしたのは偶然や運ではない。その場の状況に応じた判断が上手くいったからだ。
この日、シーバスを釣ったフローティングミノーの他にシンキングペンシルやサイズの大きなアピール力高めのミノーも使ったが、全く反応しなかった。やはり、7cmのミノーのレンジがヒットパターンだったことは確実だろう。そして、流れが出る時合を逃さなかった粘りもそうだ。全てが必然なのだ。
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さて、これからだが、気温も水温も落ち着くハイシーズンがやってくる。自然相手なので確実なことは何もわからないが、今年の秋はイケてる予感が止まらない。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>