藤尾翔太 写真:Getty Images

 町田ゼルビア所属のパリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太は、PK直前の水かけ行為で度々話題に。町田OBの鄭大世氏は水かけ行為への批判に疑問を投げかけているが、再び議論が白熱する事態に発展。同氏はインターネット動画配信サービス『U-NEXT』のプレミアリーグ中継で解説を担当した際、ブライトン所属の日本代表MF三笘薫に言及したことでも注目を集めている。

 東京ヴェルディ戦やガンバ大阪戦でPK直前にボールを濡らし、ゴールを奪った藤尾。8月17日開催の明治安田J1リーグ第27節ジュビロ磐田戦でも、PK獲得後にボールを抱えて給水ボトルに入っていた水をかけたが、主審からボール交換を求められ、不満をあらわにしていた。

 PK前の水かけ行為を巡っては、以前からネット上で賛否が噴出。、8月23日放送の報道番組「Live News イット!」(フジテレビ系)でも特集されるなど、サッカー界のみならず日本社会におけるトピックのひとつとなっているが、鄭大世氏は水かけ行為や町田のスタイルに対する批判に首を傾げている。

 同氏は15日にXを更新。PK直前にボールを濡らす行為が審判の判断によって制限される可能性があるだけに、「ポゼッションのチームがピッチに水撒くのも審判が制御しなきゃダメだよね?」と自身の意見を綴ったが、これには賛否含めて様々な意見が殺到。

 「その通り!」「ボールに水をかけるくらいなら、みっともない振る舞いかもしれないけど、そこまで悪いことじゃないとは思う」といったコメントが寄せられる一方で、「これは水掛け論」「ピッチに水撒くのまでってのは話が飛躍し過ぎではないですか?」などと否定的な声も。「水かけ行為に関する論争、私は何も思わない」「まわりが騒ぎすぎているだけなのでは?」と論争に加わらないファンも一定数いるようだ。

 なお鄭大世氏は、9月14日に行われたプレミアリーグ第4節のボーンマス対チェルシーで解説を担当。試合中、三笘やブライトンに言及する場面もあったが、ネット上では「日本人選手のいるクラブの話ばかりで面白くない」「鄭大世の解説が物議醸しているなあ…」「鄭大世の解説はABEMA向け」「日本人プレミアリーグ勢の全員がブライトン好きなわけではない」といった声が挙がっている。