Image Credits:G42

インドで2番目に高い山とされる「Nanda Devi(ナンダ・デヴィ)」からインスパイアされた名前を持つNANDAは、AI企業のInception、AI研究に特化したアブダビの大学“ムハンマド・ビン・ザイードAI大学”、ディープラーニング専用AIコンピュータを開発するCerebras Systemsの共同研究の成果だ。

同モデルは、ヒンディー語を含む約2兆1,300億トークンの言語データセットでトレーニングされたモデルで、130億ものパラメータを持つ。トレーニングには、G42とCerebras Systemsが構築した学習・推論用の強力なAIスーパーコンピュータの1つである「Condor Galaxy」を活用している。

G42はNANDAのリリースにより、5億人以上のヒンディー語話者にAIへアクセスする機会を設けることで、インドの科学、学術、開発者コミュニティに力を与えるという使命を拡大する方針だ。

(文・Haruka Isobe)