宇佐美貴史 写真:Getty Images

 ガンバ大阪は9月14日にパナソニックスタジアム吹田で行われた明治安田J1リーグ第30節で、浦和レッズに0-1と敗北。試合後、FW宇佐美貴史の一部サポーターに対する振る舞いが話題を呼んでいる。

 首位の町田ゼルビアから勝ち点10差の5位と、上位争いを繰り広げているものの、前節までリーグ戦4試合続けて引き分けのG大阪。浦和戦では後半4分にMF関根責大に先制ゴールを許すと、FW山下諒也やMF山田康太らを投入。シュート14本を放ったが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

 試合後、選手たちはホームゴール裏に向かったが、リーグ戦6戦白星なしという現状に一部のファン・サポーターからブーイングが飛ぶ。そんななか、キャプテンの宇佐美は挨拶をする前に、ホームゴール裏の一部を凝視。お辞儀した後も一部に向かって指を差すなど、不満を覗かせていた。

 このシーンがネット上で拡散されると、「ゴール裏で何があったんだ?」「宇佐美、怒っているのかな?」といった声が。「選手に向かって、中指を立てている人がいたらしい」「中指を立てていたとしたら、クラブから処分されるかな」と、侮辱行為があったという情報も飛び交っているだけに、一部のサポーターに対する批判も湧き起こっている。

 Jリーグ公式戦の試合会場における侮辱行為は、今もなお後を絶たず。8月24日にレモンガススタジアム平塚で開催された湘南ベルマーレ対名古屋グランパスでは、MF鈴木雄斗がDF山中亮輔に倒され、湘南がフリーキックを獲得した直後に、ピッチサイドのエキサイトシートに座っていたサポーター1名が中指を立てるなど侮辱行為。クラブは当該サポーターに無期限入場禁止処分を科している。