プレミアリーグのリバプールは、今夏の移籍市場でDFマタイス・デ・リフト(マンチェスター・ユナイテッド)の獲得を検討していたが断念した。その決定には、共にオランダ代表であるデ・リフトとリバプールの主力DFフィルジル・ファン・ダイクとの間に生じた関係の悪化が影響したという。複数の海外サイトが報じている。
『Football Insider』によると、2人の関係はこの夏のUEFA欧州選手権(ユーロ2024)で悪化したようだ。ファン・ダイクがパートナーとしてDFステファン・デ・フライ(インテル)を優先し、デ・リフトをベンチに追いやったことがその原因とのこと。デ・リフトは最終的にバイエルン・ミュンヘンからユナイテッドに3850万ポンド(約71億2,171万円)で移籍した。
さらに9月のオランダ代表のインターナショナルブレイク中、デ・リフトはパフォーマンスの不調に苦しみ批判を受けた。ファン・ダイクはデ・リフトに対して「これがフットボールだ。この経験から学ばなければならない。高いレベルでは小さなミスでも罰を受ける」と、厳しい指摘を行ったことが伝えられている。
アルネ・スロット監督率いるリバプールは、この夏の移籍市場でバイエル・レバークーゼンのDFピエロ・インカピエ、スポルティング・リスボンのDFゴンサロ・イナシオ、エバートンのDFジャラッド・ブランスウェイトなど、複数のセンターバックを獲得することが噂されていたが、最終的に実現することはなかった。
一方で、ユベントスからイタリア代表FWフェデリコ・キエーザをバーゲン価格で獲得し、バレンシアからGKギオルギ・ママルダシュヴィリを2024/25シーズンに加えることが決定した(GKママルダシュヴィリは、リバプール加入と同時にバレンシアへレンタル移籍している)。