2023年4月11日の記事を編集して再掲載しています。

ロジクールのワイヤレスイヤホン「G FITS」。

ロジクールGはゲーミングデバイスのブランド。このG FITSはゲーミングイヤホンという位置づけになるのですが、ゲーミングだけに使うにはもったいなさすぎる機能があります。

なんと、耳の形に合わせてイヤピースが固まるのです。

じぶん専用イヤホンを作る儀式

このイヤホンでゲームしたらもうヘッドセットに戻れなくなった
(画像=熱と紫外線で硬化するので、光に当たらないようパッケージングされています。、『Sirabee』より引用)

「カスタムフィット」と呼ばれるこの機能は、LIGHTFORMという独自の素材でできたイヤピースが耳に合わせて硬まることで、自分専用のフィット感を生み出します。自分だけのカスタムイヤホンがお家で、買ったその日に作れてしまうんです。

実際にやってみましたが、めちゃくちゃエキサイティングな体験でした。

このイヤホンでゲームしたらもうヘッドセットに戻れなくなった
(画像=イヤホンを押さえたまま約1分で硬化完了、『Sirabee』より引用)

初期ペアリングの操作を終えて、イヤホンを装着。アプリのガイドに従って手で耳を押さえると…

このイヤホンでゲームしたらもうヘッドセットに戻れなくなった
(画像=※成形中はイヤホンを手で押さえます、『Sirabee』より引用)

光る!しかも耳があったかい!

LIGHTFORMは紫外線と熱を使って硬化するのですが、その熱と紫外線はイヤホンから発生します。1分ほどで成形が完了。フニャフニャだったイヤピースが、コシのある硬いイヤピースになりました。完全にカチカチではなく、プニっとしたシリコン感は残っています。

ところでこの機能は1つのイヤピースに対して1回きりしか実行できません。つまり、この最初の一回のためだけに紫外線や発熱の機構が搭載されているのです。

もしガイド通りに行なってもうまくいかなかった場合、スマホアプリ「G FITS」からサポートに相談することが可能です。また、スペアのイヤーチップは XS/M/XL のサイズ展開で、4,950 円(税込)で別売り。

このイヤホンでゲームしたらもうヘッドセットに戻れなくなった
(画像=成形後。よく見ると左右で形がすこし違う。、『Sirabee』より引用)

なんとも贅沢な機能ですが、うまくフィッティングできれば以後の装着感は快適そのもの。耳の中で点ではなく面で支えられているような感覚で、耳の一部分が痛くなるようなことは今のところありません。

僕は数日このイヤホンでFPSゲーム『Apex Legends』をプレイしていますが、もう重たくて髪が潰れるゲーミングヘッドセットには戻れなくなってしまいました。ヘッドセットに比べて圧倒的に軽い(片耳7.2g)ですし、フィット感がとても良いので長時間プレイしていても疲れません。ゲームの集中力もよく続きます。