瀬古樹 写真:Getty Images

 MF瀬古樹は8月30日、川崎フロンターレからイングランド2部ストーク・シティへ完全移籍。川崎時代のチームメイトであるヴィッセル神戸所属FW宮代大聖が、フォワード目線で同選手のプレースタイルを解説している。

 主にサイドバックやセントラルミッドフィルダーとしてプレーしていた瀬古は、明治大学や横浜FCなどを経て2022年に川崎へ完全移籍も、川崎ではレギュラー定着に至らず。今季もJ1リーグ25試合でプレーし3アシストをマークしたが、大半の試合で途中出場。それでもイングランドの移籍ウィンドウ最終日である8月30日に海外挑戦が実現している。

 2023シーズンまで川崎でプレーしていた宮代は、島川俊郎氏との対談で同クラブ在籍時チームメイトに言及。対談の様子は島川氏のYouTubeチャンネルで9月8日に公開されているが、宮代は川崎時代にパスをよく出してくれた選手に、中村憲剛氏とともに瀬古の名前を挙げると、ストーク所属の日本人ミッドフィルダーについて以下のように語っている。

 「樹くんは絶対に一番前から見ている。みんなあまりイメージがないかもしれない。やっぱり一番前から見るってフォワードにとって嬉しい。自分の動きを見て違う選択をするならば、見なくて違う選択をされるよりは(良い)。一緒にプレーしている時間も長かったから、(僕の動きを)見てくれていると感じた」

 川崎で控え要員ながらも、チームメイトから一目置かれる存在だった瀬古。9月14日開催のイングランド2部リーグ戦でデビューする可能性もあるなか、宮代のコメントにより日本国内で同選手に対する評価が上がっている。