■1g当たりの金額を計算すると…

直感的に「広告の品」とプッシュされている698円の洗剤を買う方が「お得」と判断した人も少なくないのでは。しかしこちらの金額表示は分かりづらい部分がいくつかあるため、条件を整えて計算してみよう。

店頭に並んだ2つの洗剤、右が「お得」に見えると危険かも… 現代版『舌切り雀』に驚きの声
(画像=『Sirabee』より引用)

まず、洗剤の内容量の「単位」が異なっているため、それぞれ洗剤Aが「1800g」、洗剤Bが「2500g」と考えたい。

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(画像=『Sirabee』より引用)

そしてじつは「417円」と表示された洗剤の方は「税抜」価格にも関わらず、「698円」の洗剤は「税込」価格が表示されているのだ。紛らわしいので、こちらも洗剤Aが「458円」、洗剤Bが「698円」と、税込に統一した価格で考えよう。

洗剤Aの1g当たりの金額(458÷1800)は0.25444…円。洗剤Bの1g当たりの金額(698÷2500)は0.2792円。つまり、値札サイズが控えめな洗剤Aを買った方が、わずかながらお得なのである。