■必要な機能を確認
どちらも価格がおおむね10万円以下のため、エアコンに比べて初期費用が安く、表面温度があまり高くないため火傷の心配が少ないことや、燃料を使用しないため、一酸化炭素中毒になりにくい、空気の乾燥を感じにくいといったメリットがある。
しかし一方で、どちらも消費電力が大きいため、電気代がかかるというデメリットが。印南氏は、「省エネ機能はもちろんのこと、温度調節や消費電力切り替え、24時間タイマーは、電気代を抑えるために必要な機能です。これらの機能がついていない物をつけっぱなしにすると、電気代が倍になってしまうこともあります」と解説。
「シンプルな機能の製品は価格が安いことが多いですが、電気代のことを考えると、多少高くても節電効果の高い機種を選んだほうがコスパが良いですよ」と語った。
■2つの器具の違い
また、オイルヒーターよりも、オイルレスヒーターのほうが若干相場が高めだが、オイルが入っていない分、本体が軽いこと、オイルを温める工程が省かれるため、部屋が早めに暖まることもメリットに。
同条件下で使用した場合、オイルヒーターよりもオイルレスヒーターのほうが少し電気代が安くなることもあり、「これからオイルレスヒーター、ありかもしれない」と話している。