引用:You.com プレスリリース

特定タスクを専門とするAIエージェントでAIの不正確性を解決

Image Credit: You.com

マッキンゼーの調査レポートによると、回答者のうち65%が自社で生成AIを定期的に活用しているという。企業は生成AIの活用によってコスト削減と収益向上の両方を実感しているというのだ。しかしその一方で、生成AIの不正確性が、依然として生産性を妨げる最大の課題であり続けている。

同社はこの課題を解決すべく、LLMの信頼性を高めることに重点を置いている。同社が提供するプラットフォームでは、特定のタスクを専門とする「スマート」「リサーチ」「ジーニアス」「クリエイティブ」などのAIエージェントが用意されており、検索の信頼性を強化している。特定のモデルに依存しないことも特長であり、ユーザーはOpenAI、Anthropic、Meta、Googleなどのモデルを使い分けて、あらゆるタスクに対応するカスタムAIエージェントを作成することが可能だ。

また、シングルワーカー向けの機能だけでなく、チームで活用できる共有AIワークスペース「マルチプレイヤー AI」も用意。たとえばマーケティングチームがAIをブランドの特性に従うようにトレーニングし、毎回手動でプロンプトを出さずにAIエージェントと共同作業を行うことができる。作業者はカスタムエージェントを同僚と簡単に共有できるため、ワークフローの合理化にもつながる。

生成AIが乱立する世界にオールインワンAIプラットフォームを提供する

さらに同社は、ユーザーの声を踏まえ、AIの無秩序な普及が大きな課題となっていることも指摘。新しいモデルが頻繁に登場し、さまざまなAIモデルにアクセスするためにユーザーが複数のサブスクリプションに年間1,000ドル以上を支払うという問題にも対処する姿勢だ。

こうした背景からYou.comは、特定事業者への依存を回避するためのオールインワンAIプラットフォームの需要が高まっていることを強調。企業がLLMの急速な進歩に追いつくための支援を必要としていることを訴えている。