にゃんと!こんな見どころも!
会場では、本展のオリジナルキャラクターたちがポスターや説明書きに登場します。その数10種類!!どのネコもとても魅力的です。
よく見ると、本当に細かい展示にも登場しているので、探しながら見るのも楽しいかもしれません。可愛いの波状攻撃で、きっと会場を出たらグッズショップにまっしぐらになりそうです。
会場では主に世界の野生ネコ科でネコ科の特性や身体と行動の不思議を取り上げ、家畜となったイエネコでは、こちらの巨大なイエネコを筆頭に人と暮らして変化した部分と変わらない野生の部分を比較しています。
ボタン式でネコの爪がのびる仕組みを学習できる機械や夜行性の目の不思議についても学べます。ネコ科のマメ知識が体感しながら、どんどん増えていきますね。
そして、イエネコだけではありません。リアルでは触ることが難しいヤマネコの毛並みをさわさわと撫でることができます。触ってみて初めて感じる柔らかさや硬さに驚きますよ。
こちらのコーナは、イリオモテヤマネコとツシマヤマネコの違いなどが解るヤマネココーナーです。それぞれのエサになる獲物が展示されており、暮らしている環境などを再現していてヤマネコの暮らす島に行ってみたいなぁと思わずにはいられないくらい本格的な内容でした。
ここはジャングル!?
剥製のクオリティが凄すぎて、夜になったら動き出してしまうのではないか?と、未だに疑っています。
これだけの数のネコ科の剥製を見ることができるのは、かなり貴重な機会なのでは?
ショーケースの中にいらっしゃるとは思えない迫力です。こんなに近くで目を合わせて見つめ合える場所があるでしょうか?
この瞬間をとらえた体勢もすごいですね。特別展「ネコ」は、剥製の博覧会と言っても過言ではないかもしれません。
個人的に初めて剥製の製作現場を見せていただいたのが、まさにここ。自然史博物館にボランティアで訪問した時だったので、今回ネコ科のおもしろさと共に剥製展示の可能性にもとても興味が広がりました。ぜひ、観ていただきたいポイントです。
続きましてネコ科の多様性のコーナーです。
南北アメリカ大陸、東南アジア・ユーラシア大陸、アフリカ大陸の3つの生息地に分けて、野生ネコ科41種すべて紹介しています。
エリアごとの特徴や背景もしっかりセットや説明に反映されており、短い時間で世界旅行を楽しんでいるような気分になります。ともかく迫力満点!ゾロゾロとネコ科の皆さんが、こちらに歩いて来そうです。総じてマニアックで大人向きの展示が多いですが、このコーナーは小さな子どもでも興味津々楽しめるのではないでしょうか?
ヤマネコのコーナーのラストに野生ネコの保全についての展示もあり、現地でどんなことが起きているか?絶滅を防ぐためには私達にどのようなことができるか?が分かりやすく掲示してあります。
たくさんのネコ科動物を見た後ですから、心に記す物がありました。可愛いや興味深いだけで終わらせないところに深いネコ科愛を感じました。