JR貨物は、車両部品の不正が発覚し、全列車の運行を一時停止していましたが、運行を再開しました。不正は車輪と車軸の組み立て時に作業のデータを改ざんしていたもので、少なくとも10年前から繰り返されていたということです。

JR貨物HPより

JR貨物は、既に不正が確認された564両の車両に加え、不正の有無が確認できていない300両の車両が新たに見つかったことを11日の会見で明らかにし、会社は全ての貨物列車の運行を一時停止しました。

ヤマト運輸や佐川急便などの運送会社で配達の遅れが発生し、トラックや船舶への輸送手段の切り替えが行われるなど、物流業界に大きな影響を与えました。

2024年7月にJR新山口駅で発生した貨物列車の脱線事故をきっかけに、列車の組み立て作業の確認中に社員から不正の申告がありました。脱線した貨車では車軸の折損が確認されました。