小林慶行監督 写真:Getty Images

 2024明治安田J2リーグのジェフユナイテッド千葉(現7位)は9月12日、ソユースタジアム(秋田市)で開催されるJ2リーグ第31節ブラウブリッツ秋田(現11位)戦に向け囲み取材を行った。

 第30節の水戸ホーリーホック戦に4-0で完勝した千葉。一時期課題に挙げていた“決定力”が改善されつつある現状に対し、千葉の小林慶行監督が見解を語った。

 「やってるいることは変わらない。ただ、自分たちが苦しんでいる時間帯、ゴールキーパーやセンターバックがボールを持ったときに前進させるクオリティは、チームとして徹底しなければいけませんでした。前線からのプレッシャーを仕掛けてくるチームに対して屈してしまい、負けてしまうような場面が多かった」

 「でも、それに対して『自分たちが当たり前のことをやれていないんじゃないの?』ということを選手たちと共有しました。スムーズに前進できる機会は増えていますし、それによってチャンスの構築ができていると思います」と、得点数増加の要因としてビルドアップの向上を挙げた。

 秋田戦については「信念を持って自分たちのサッカーをひたむきにやっていく相手ですし、(千葉にとって)嫌なプレーを徹底してくると思います。だからこそ粘り強くブレずに戦って、1番大切なものを勝ち取るゲームにしていきたいと思います」と勝点3の重要性を口にした。

 プレーオフ圏内である6位レノファ山口とは勝点差1の46ポイントで迎える一戦。好調を維持したまま、21日の山口戦に向かいたい。