9月14日開催の明治安田J1リーグ第30節で、首位サンフレッチェ広島と対戦する鹿島アントラーズ。町田ゼルビアやヴィッセル神戸などとJ1優勝争いを繰り広げるなか、岩政大樹氏が古巣の特徴に言及。夏場の戦いについて私見を述べている。
鹿島はリーグ戦28試合を終えて14勝6分8敗と、首位の広島から勝ち点7差の4位。4月末からおよそ2か月にわたり無敗をキープしていたが、7月以降は3勝1分3敗とやや停滞気味だ。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で9月12日公開の「内田篤人のフットボール・タイム」では、鹿島・日本代表OBの内田篤人氏と岩政氏がJ1優勝争いを展望。岩政氏は「日本は(クラブ間の)レベル差が無い。2か月したら変わるので、まだ分からない」と、優勝争いが最後までもつれると予想している。
また夏場に町田が失速し、首位の座を広島に明け渡したことについて、番組MCの野村明弘アナウンサーが「プレー強度を重視しているクラブにとって、夏の暑さが心配なのでは」と指摘すると、内田氏は「鹿島の夏に勝てなかったよね」と反応。
これに対して岩政氏は「確かにそのようなイメージはあるけど…データをとったことがないので、そういうイメージで語られることが多い。確かに(ホームの)鹿嶋は夏涼しいから、夏に弱いという印象があるかもしれない」と冷静に分析している。
ただ温暖化による気温の上昇により、鹿嶋市も連日のように35度以上の猛暑に。気候の面から、関東地方にホームを構える他クラブと差が無いとみられるだけに、一部で「鹿島が夏場に弱い」というイメージがある背景には、他の要因も考えられそうだ。