リムが深いのにディスク面が平らなのが最大の特徴であり、こだわった部分です。ディスクを平らにすると車種によってはビッグキャリパーが収まらないケースもありますが、そこは妥協せずにデザインを優先しました」と湯浅代表は話す。

手頃なのに有名ブランドと変わらぬ高品質

洗練された意匠のアクセントとなっているのが、ディスク外周に配置されたピアスボルトだ。レオウイングFM9性能とコストを両立させるべく鋳造1ピース構造を採用するが、計算尽くしのフォルムによりマルチピース顔負けのデザイン性を手に入れている。

もちろんホイールに求められる強度や軽さについても十分な性能が担保されている。有名ブランドのホイールも手掛けるメーカーにて製造され、品質管理も万全な体制で行われる。JWL/VIA規格にも準拠しており、当然ながら車検の心配もない

ちなみに格安な海外製ホイールのなかには、十分な強度が確保されていない粗悪品も少なからず存在する。それらの多くはJWL/VIA規格を取得していないため車検にクリアできないうえに、安全性にも疑問が残るものも……。デザインから設計、品質検査まで国内にて行われるトライアルファのアルミホイールなら、安心して購入できる。

20インチのチューナーサイズも用意

少々話が横道にそれてしまったが、そんなレオウイングFM9は具体的にどんな車種&ユーザーをターゲットにしているのだろうか? 15インチから20インチまで設定するが、そのフラッグシップといえるのが30系アルファード&ヴェルファイア向けサイズ。20インチはチューナーサイズとなる10J+35まで用意されているのもオーナーにとってはうれしいニュースだ。

こちらはローダウン&アライメント調整が必須となるが、ご覧の通りの絶妙なツライチ具合に仕上がる。新型の40系アルファード&ヴェルファイアが街中で多く見かけるようになってきた昨今だが、それでも30系のデザインが好きというオーナーは決して少なくない。ユーズドカーをようやく手に入れて、これから自分色に染め上げていきたいと、考えているひとも多いことだろう。そうしたニーズに応えてくれる。

「ツライチ」は、カスタムカーの用語で、ホイールのリム部分がフェンダー(車体の外側の端)と同じ高さに揃っている状態を指す。ホイールをできるだけ外側に出し、視覚的に迫力を持たせることが目的だ。ただし、法規によりホイールがフェンダーからはみ出すことは禁止されているため、ギリギリの位置を狙うのがポイント。