■あなたの選択で分岐する
ゲームをプレイすると、とある事件を捜査している警察官サム・グリーンの視点から始まる。物語のキーとなる「シーダー製鋼所」を調査していくのだが、夜更けの製鋼所は薄暗く物静かで、まさに今ここで事件が起きそうな雰囲気がある。そこを1人で探索するという、いわゆる“フラグ立てまくり”状態になり、この時点で背筋がゾクゾクとしてしまう。
プレイしてまず初めに感じるのが、グラフィックの美しさだろう。写真の男性は警備員ながらに酒を嗜んでいたのだが、表情や動き、また顔の赤らみなど細かい部分までしっかりと表現されていてテンションが上がる。流石にまるで実写…とまではいかないが、美しいグラフィックはゲーム世界への没入感を高めてくれる。
そして、会話の要所要所でプレイヤーに選択肢が提示される。写真は挙動不審な警備員に対し、「真面目に問いただす」か「心配(もしくは挑発)して問いただす」のどちらかを選択する。このレベルの選択であれば友好度の変化程度だが、シーンによっては物語の分岐、終いにはキャラクターの生死をに繋がることもある。