中国代表 写真:Getty Images

 2026FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選、9月5日に埼玉スタジアム2002で行われた日本代表と中国代表(7-0)の試合で、中国人サポーターがスタンドで録画しSNSに投稿した動画が物議を醸している。

 動画は中国サポーター側の席で試合後に撮影されたもので、中国代表のユニフォーム着た男性が泣きながら、「私達が恐れているのは代表チームに闘志が感じられないことだ。勝てないなら相手(日本選手)を蹴ればいい。日本代表は欧州組がほとんどで、彼らはけがを恐れている」などと語っている。

 さすがにこの発言には中国のネットユーザーからも非難の声が殺到したようで、その後、男性は自身のSNSで「蹴れというのは、ハードに当たりに行って流れを止めろという意味だった。けがをさせるような悪質なファウルをしろということではなかった」と釈明した模様。さらに「誤解を与え、皆さんに謝罪します」と投稿したようだ。

 この問題に対して日本のサイトでも「そもそもVARの時代にそんなことしたらより7-0が12-0ぐらいになっちゃうよ」「まあ実際ヒジ入れたりスパイク裏の突撃があったけどな」「動画見たけどマジで泣いてんのなそこまで悔しいかな」「しかし中国はサッカーみたいな競技が弱いな人口は多いのにまともな選手がほとんどいない個人系の種目じゃないと強みを活かせない国民性かね?」と、突っ込みが相次いだ。

 アジア最終予選の2戦目も、ホームで数的有利をいかせずサウジアラビア代表に1-2で敗れた中国。自国リーグでも八百長や賭博が問題となっており、そのような風潮が代表チームの結果やサポーターの発言にも繋がっているのかもしれない。