選択的別姓に賛同する現役世代を中心とする有権者を取り込む一方で、保守層の反発を招く可能性がある、これは非常に難しい挑戦です。

都市部の中道・リベラル層、そして若年層の支持を広げるための大胆な戦略とも言えますが、自民党の党員の多くを占める保守層の支持を維持するためには、さらなる工夫が求められるでしょう。

NHKの調査結果を踏まえると、小泉氏がこの公約を掲げることは、「改革派」としてのイメージを強調するための戦略かもしれませんが、それが総裁選の主要な争点として有権者に響くかどうかは未知数です。

選択的夫婦別姓の導入が前に進むことは私も賛成であり、この一手が小泉氏を総裁選で勝利に導くか、それとも逆風となるのか。今後の動向を注視していきたいと思います。

編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年9月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。