CRM領域の総合マーケティング支援をおこなうフュージョン株式会社と生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが、ポイントプログラムに関するアンケート調査を実施しました。
ポイントプログラムとは、顧客のアクションに対して企業がポイントを付与するシステムのこと。その多くが、顧客に対して特定の行動をうながそうと実施されます。
両社は、この調査で明らかになった消費者行動や意識が、マーケティング施策に活用されることを願い、実施したといいます。
「ポイントの種類」最多はクレジットカード
「現在ためているポイントの種類」をたずねたところ、90%以上の人がなんらかのポイントをためていることが明らかになりました。
最も多かったのは「クレジットカードのポイント(アプリ含む)」で68.5%。実店舗のポイントでは「小売店のポイントカード(アプリ含む)」が44.1%、「飲食店のポイントカード(アプリ含む)」が23.5%、「サービス業のポイント(美容院、フィットネスなど)」が16.3%と差がつきました。
「サービス業よりも飲食店の方が、飲食店よりも小売店の方が、1つの店舗のリピーター率が高い傾向がある」と、この差を分析しています。
消費者が重視する「ポイント還元」
「何があれば新しいポイントサービスに参加したいと思うか」を問う質問には、63.1%の人が「ポイントが貯まりやすいなら参加したい」と回答しました。
回答者から「キャンペーンなどに登録しておくと、知らないうちにどんどんポイントがたまっていてうれしい」、「知らない間に、キャンペーンポイントがたくさん付与されていた」などの声が挙がったように、消費者にとってポイント還元の重要度は高いようです。
そのほかにも「ポイントの有効期限が長く、自由度が高い」こと、「コストがかからない」こと、「ポイントの利用先が多い」ことの3つが重視されているとのことです。