5. かつての桃源郷「トリニダー遺跡」
<ユネスコ世界文化遺産にも登録されている>
パラグアイ南部のアルゼンチンとの国境の町エンカルナシオンより車で45分の距離にあるイエズス会伝道所遺跡だ。イエズス会と原住民であるグアラニー族が作った集落跡で、学校や教会跡の遺跡など見ごたえがある。
イエズス会の人々が自足自給のユートピアを夢見て作ったとも言われている。パラグアイ唯一の世界遺産だが、近郊都市からのアクセスが悪いせいか立ち寄る観光客の数も少なく、広大な遺跡をひとりゆっくり満喫できる。入場料は40,000グアラニー。
日本円だと500円程度なので、世界遺産にしてはかなりの割安だ。かなり劣化が進んでいるので、だいぶ昔の建物に見えるが、建てられたのは1706年だというから築300年ちょっとだ。
アクセスは良くないが、世界遺産に登録されているだけあって広く見ごたえがあるのでおすすめだ。夏場は日差しが強くなるので帽子を持参しよう。
ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナ
- 住所:Trinidad, Paraguay
- 連絡先:595 985 772 803
- 営業時間:午前7時~午後7時
- 入場料:40,000グアラニー
ヘスース・デ・タバランゲ
- 住所:Dr. Luís Terwindt, Jesús de Tavarangüe 071503
- 連絡先:595 986 633 651
- 営業時間:午前7時~午後6時(月~木)、午前7時~午後5時半(金~日)
- 入場料:40,000グアラニー
まとめ
何もない国、世界一退屈な国など世界各国のバックパッカーから散々言われるパラグアイだが、それぞれの国にそれなりの美しさというものがあるもの。
特にパラグアイにはガイドブックにはない美しい自然がまだまだ残されており、現地の人の人懐っこいフレンドリーな人柄と相まって、旅人にとってのんびり快適に過ごせる場所になるに違いない。
今度南米を訪れる方は、ぜひスルーせずにパラグアイも満喫してみよう。ガイドブックにはない新しい発見があるはず!
文・写真・Shinji Muto/提供元・たびこふれ
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