ゴンサロ・パシエンシア 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島は9月11日に行われた天皇杯準々決勝で、ガンバ大阪に1-2と敗北。8日のYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦(対名古屋グランパス)でも敗れているが、2試合つづけて途中出場した元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアのプレーを巡り、様々な意見が飛び交っている。

 アイントラハト・フランクフルト時代に日本代表MF鎌田大地とチームメイトだったほか、2023/24シーズンはVfLボーフムで日本代表FW浅野拓磨とともにプレーしていたパシエンシア。9月2日に広島へ加入すると、6日後の名古屋戦でデビュー。65分からピッチに立ったが、PK戦で枠外シュートを飛ばすなど、低調なパフォーマンスに終始した。

 そしてG大阪戦でも1-2とビハインドの81分からプレー。しかし名古屋戦と同じく本来の決定力は影を潜め、FWドウグラス・ヴィエイラとの連係不足を露呈。本調子になるまで、もう少し時間が要するとみられる。

 パシエンシアのパフォーマンスを巡っては、ネット上で「あまりにも動けていない」「走れなさすぎ」といった批判が挙がる一方で、「パシエンシアを叩くのは絶対に違う」「加入直後にもかかわらず、厳しい試合展開の中で使わざるを得ない状況で申し訳ない」「パシエンシアを起用するような状況になっているのがダメ」といった擁護も。

 コンディションが万全でないだけに、「パシエンシアまだ試合出すには早いと思うな」といった声も挙がっているほか、「パシエンシアはドウグラスと合わない」「加藤陸次樹との方がはまりそう」などと、攻撃陣の組み合わせに関する議論も白熱している。

 ルヴァンカップにつづき、天皇杯優勝への道も絶たれた広島。ミヒャエル・スキッベ監督は過密日程に対して不満をあらわにしているが、ファン・サポーターの間ではキプロス代表FWピエロス・ソティリウの不在を嘆く声も挙がっている。