上田綺世 写真:Getty Images

 オランダ1部フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、9月11日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選第2戦のバーレーン戦で2ゴール1アシスト。PK時にレーザーポインターを当てられたことに言及したほか、MF守田英正(スポルティングCP)のアシストも振り返っている。

 5日開催の中国戦でノーゴールという結果に終わった上田。バーレーン戦でもスタメン出場すると37分、顔面にレーザー光を浴びながらもPKから先制ゴールを奪取。後半開始早々にも追加点を挙げると、61分には守田のゴールをお膳立て。前線におけるポストプレーで存在感を発揮した。

 オランダメディア『フットボール・インターナショナル』が11日に報じたところによると、上田はPKキッカーを務める時にレーザーポインターを当てられたことについて、「PKに集中していたので、バーレーンサポーターの行為に気付きませんでした」と、相手サポーターの妨害行為を意に介さなかったという。

 また守田のゴールをアシストしたシーンについては、「あのプレーは、レーザー照射被害もPK弾。上田綺世「フェイエノールトでよくやっていること。ディフェンダーを背負いながらボールをキープして、味方にパスをするという形ですね」とコメント。5得点の大勝も、冷静に試合を振り返っていたという。

 一方、オランダメディア『Voetbal』は「上田はフェイエノールトではドライだが、日本のビッグマンとして活躍している」という見出しをうち、森保ジャパンにおける同選手のパフォーマンスを特集。依然としてフェイエノールトでメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじているだけに、同クラブでの出来に皮肉を込めている。