ブラジル人DFルーカス・オリヴェイラは2024年7月、ブラジル1部クルゼイロから京都サンガへ期限付き移籍。Jリーグ挑戦の理由を明かすとともに、日本の生活環境にも言及している。
現在28歳のルーカスは、身長187cmで右利きのセンターバック。2024年2月にクルゼイロからレアル・バリャドリードへ期限付き移籍すると、スペイン2部リーグ戦で9試合にスタメン出場するなど、主力選手としてチームのラ・リーガ昇格に貢献も、わずか4か月で退団。クルゼイロ復帰後に一部でブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマからの関心が報じられたが、7月21日に京都への移籍が正式決定している。
ここまでJ1リーグで出番のないルーカス。ブラジルメディア『ランセ』で11日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は京都移籍について以下のように振り返っている。
「簡単な決断じゃなかったけど、家族と話し合って、ここ(京都)がベストな選択だと思ったんだ。他にもいくつかオファーが届いていたけど、このクラブのプロジェクトが僕の目に留まった。京都へ移籍してとても満足しているし、このサイクルが成功することを願っているよ」
「日本の環境に対する適応の問題に関しては、ラファエル・エリアス、ムリロ・コスタと一緒の建物で生活しているし、彼らといつも一緒にいるんだ。お互いに助け合うことができるしね。言語の問題が物事を複雑にしているけれど、クラブには通訳がいるし、携帯電話の技術も役に立っているよ」
なおブラジルメディア『グローボ』が7月に報じたところによると、京都への期限付き移籍期間は2024シーズン終了後までであり、およそ550万レアル(約1億5500万円)の買い取りオプションが付いているとのこと。
バリャドリード退団については「バリャドリードはレンタル移籍終了時の買い取りオプションを行使しなかった」と、設定額が高いため完全移籍に至らなかった可能性を指摘している。