日本代表は9月11日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選第2戦で、バーレーン代表と対戦。37分にFW上田綺世(フェイエノールト)のPKから先制ゴールを奪ったが、MF堂安律(SCフライブルク)を中心とした右サイドからの攻撃が停滞。MF南野拓実(ASモナコ)との連係プレーが問題視されているほか、MF伊東純也(スタッド・ランス)の起用を求める声も挙がっている。
日本は8分、MF三笘薫(ブライトン)のクロスにファーサイドから堂安が飛び込むも、シュートはポストに当たり相手GKにキャッチ。その後は、バーレーン守備陣の巧みなラインコントロールやコンパクトな守備陣形を前に苦戦。三笘がドリブルから何度かチャンスを演出する一方、堂安が縦へのドリブル突破を仕掛けるシーンはほとんど見られない。
それだけに、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継で現地リポーターを担当している日本代表OBの佐藤寿人氏は「堂安のまわりでサポートが少ない」と、南野をはじめ味方選手との距離感が悪いことを指摘している。
またネット上では「堂安は一対一ほぼ勝てないからサイドの選手じゃない」「堂安、南野との相性が悪いな」「堂安と南野のサイドが本当にひどい」といった指摘が。以前から縦への突破が少ない堂安のプレースタイルに再び注目が集まっているほか、「堂安のところはサポートが足りないなら、さっさと仕掛けられる伊東に替えたほうが良いかも」と、伊東の途中出場を求める意見も見受けられる。
堂安のプレースタイルについては、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏が2024年3月の北中米W杯アジア2次予選の北朝鮮戦後に批判。自身のYouTubeチャンネルを通じて「最初ちゃんと(サイドに)張って、良い感じにビルドアップできるところがあったのに、どんどん中に入っていく。その癖が強すぎる。ずっと中に入ると、相手が守備しやすくなる」と指摘した上で、「伊東の場合は、縦への突破があるだけで全然違う。(伊東と堂安だと)全然幅が違うし、引き出しも違う」と私見を述べていた。