柏木陽介 写真:Getty Images

 FC岐阜は9月8日に行われた明治安田J3リーグ第27節で、カマタマーレ讃岐に0-4と大敗。試合後、同クラブのアンバサダーを務める柏木陽介氏がチームにゲキを飛ばすとともに、誹謗中傷に言及している。

 岐阜は今季ここまで9勝6分12敗。7月以降は2勝1分5敗と厳しい戦いを強いられ、4失点以上での敗戦が3試合と守備陣が崩壊。13位とJFL入れ替え戦圏内から勝ち点8差であるだけに、終盤戦にむけての巻き返しが求められていた。

 そんななかでの大敗劇に、柏木氏は複雑な思いを抱いている模様。讃岐戦後にインスタグラムのストーリーズで「もどかしいな」と切り出すと、以下のようにチーム全体にむけてメッセージを発信している。

 「選手が気持ち見せて闘わないと無理やろ。気持ちすら見えない。それでも俺らはやってるって思ってるなら、俺に文句言ってくれ。勝てって言ってるんじゃない。応援したいと思えるチームになってくれ。応援してくれるサポーター、スポンサーに恥ずかしくないのか。もっと自分自身にベクトル向けてくれ」

 さらに柏木氏は「応援してくれてる皆様」にむけてメッセージとして「チーム、選手に誹謗中傷は違うので、文句ある人は俺に連絡ください。それだけはよろしくお願い致します」とファン・サポーター等に呼びかけた。

 この柏木氏の投稿内容は、X上で瞬く間に拡散。「サポーターの気持ちを代弁してくれている」「柏木さん、ありがとうございます」「クラブOBがこれだけ言ってくれるのがありがたい」「これが全てだと思う」などと賛同のメッセージが数多く寄せられている。サンフレッチェ広島や浦和レッズ、日本代表でプレーした実績を持っているだけに、勝負にこだわる姿勢がFC岐阜の選手たちに足りないと感じたのかもしれない。