左利きのための道具を手掛ける株式会社ランチは、「左ききの手帳2025」を販売開始しました。
左手で書くための手帳
人類の約10人に1人は左利きといわれているそうですが、日常の道具の多くは右利きの人の使い方に合わせて作られています。
同社が運営している「左ききの道具店」では、左利きのための手帳を国内で唯一(※)2019年から販売しています。
2019年から発売している「左ききの手帳」は、左利きでも書きやすい工夫が詰まっているようですが、実はすべての要素を左右反転すれば良いわけではないといいます。
使い勝手とバランスを重視したさまざまな工夫をこらして誕生したそうです。
※2024年8月株式会社ランチ調べ。日本国内で販売中のウィークリー手帳として
予定が書く手に隠れない「週間ライトタイプ」
手帳のレイアウトは、一般的なレイアウト「週間レフトタイプ」から左右反転して「週間ライトタイプ」となっています。
これにより、見開きの左がメモページ、右がスケジュールとなるので、左利きの人が「予定を見ながらのメモページに書く」ことがスムーズに行えるようになるといいます。
「右上日付」で書き間違い対策
一般的な手帳やカレンダーで「左上」にある日付は「右上」表記になっています。
左利きの場合、日付が左上にある手帳に記入する時に隠れがちで、ストレスを感じたり予定の書き間違いをしてしまう人もいるそうです。
「左ききの手帳」では、日付を右上にレイアウトすることで、これらのストレスや問題の減少につなげているといいます。
目的のページも探しやすい快適さ
手帳は、文庫本や漫画と異なり右開きが一般的です。そのため、左利きの人は左手でページをめくり、巻末から遡る形で目的のページを探すことになります。
左開きにすることで、「慣れるとこれしか使えない!」と言う声も上がるほど快適にページを探すことができるようになるといいます。