名古屋グランパス 写真:Getty Images

 YBCルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝第2戦のサンフレッチェ広島対名古屋グランパスが、9月8日にエディオンピースウイング広島で開催。一部の名古屋サポーターによる行為が物議を醸している。

 この一戦では、第1戦で0-1と敗れていた名古屋が、前半9分にFWパトリックのゴールで同点に。延長戦に両チームが1点ずつくわえると、PK戦で名古屋が3-1と広島を下し、ベスト4入りを果たした。

 元オーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラックが今季限りで名古屋を退団するということもあり、PKをセーブした同選手に「ランゲラックのためにタイトルを!」といったメッセージが寄せられるなか、Xでは複数の広島サポーターによる投稿が話題に。アウェイゴール裏で靴を履いたまま座席の上に立つ名古屋サポーターの姿が捉えられている。

 こうした広島サポーターの投稿には「椅子の上に立つのやめてほしい」「名古屋サポーター、ルール守って」「ランゲラックが活躍したのに台無し…」といったコメントが。サポーターの特定、処分を求める声も挙がる一方で、「負け惜しみかよ」といった反発も見受けられている。

 広島は公式サイトを通じて観戦ルール・マナーを案内しているが、「椅子に立ち上がっての観戦、応援」「立入禁止区域・通行規制区域への侵入」などをホームゲーム観戦におけるクラブ独自禁止事項に定めている。

 なお2023年5月7日に行われたJ2第14節のV・ファーレン長崎対東京ヴェルディでも、一部の東京Vサポーターが土足のまま座席の上に立って応援。クラブは当該サポーターに厳重注意を与えていた。