9月8日開催のYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝第2戦で、アルビレックス新潟と対戦する町田ゼルビア。パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太を出場停止により欠くなか、黒田剛監督への批判に対して日本代表OBから疑問の声が挙がっている。
青森山田高校の監督時代にMF柴崎岳(鹿島アントラーズ)やMF松木玖生(ギョズテペSK)など、プロサッカー選手を多く輩出し、チームを全国高校サッカー選手権大会優勝に導いた黒田氏。町田でも徹底的に勝負にこだわる姿勢を見せているが、天皇杯2回戦における筑波大学所属選手への批判をはじめ、同監督の一部コメントを巡って様々な意見が湧き起こることも。“ヒール役”を演じている可能性も指摘されるなど、度々指揮官の言動がクローズアップされている。
そんななか、日本代表・鹿島アントラーズOBの名良橋晃氏とフリーアナウンサーの原大悟氏によるYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」では、両者が黒田監督に関して議論。7日公開の動画では、原氏が「黒田監督はちょっと叩かれすぎだと思う。青森山田高校時代もヒール役を買っているわけではないけど、ちょっと強すぎて以前から言われることがあった」と述べると、名良橋氏は「青森山田高校監督時代からお世話になっている」と指揮官と面識があることを明かした上で、以下のように私見を述べた。
「強い部分しか周りの人は見ていない。青森山田時代もそうだけど、黒田監督が苦労している部分を見ていない。今は想像できないけど、青森山田高校でゼロから作り上げてきた。(今の黒田監督を見ていると、)嫌われ役を買って出ているのかなと、僕は感じている。試合にフォーカスというよりも、自分の発言にフォーカスさせてという。そのような狙いもあるのではと感じる」
一方、原氏は青森山田高校監督時代に取材した時に印象として「すごく距離が近い」と語った上で、黒田監督への批判が相次いでいる現状について、以下のように分析している。