オーストラリア代表 写真:Getty Images

 2026FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選で、日本代表と同組のオーストラリア代表は9月5日、同国クイーンズランド州ゴールドコーストにあるロビーナ・スタジアムでのバーレーン代表との試合に0-1で敗れ、悲惨なスタートを切った。

 「サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)史上最悪の夜・ワールドカップ予選が最悪の幕開け」と、現地『FOX SPORTS』オーストラリア版はチームの不甲斐なさを糾弾。「組織的で毅然としたバーレーンのディフェンスを崩すのに苦労した。決定的なチャンスはほとんどなく、毅然としたビジターを相手に攻撃では、しばしばアイデアがないように見えた」と、攻撃陣の物足りなさを指摘している。

 また、イタリア1部のローマに移籍して以来クラブでのプレーがないにも関わらず、いつものようにゴールを守ったGKマシュー・ライアンの出場にも疑問を投げかけた。

 この試合オーストラリアは77分にFWクシニ・イェンギ(ポーツマス)が退場となり、数的劣勢をしいられた。退場の12分後、バーレーン代表DFアブドゥラー・アルハラシ(アル・ムハッラク・クラブ)のクロスが、オーストラリアDFハリー・サウター(シェフィールド・ユナイテッド)から逸れてニアポストに入り、GKライアンをかわしてゴール。25,000人近いオーストラリアのサポーターを唖然とさせた。

 また、交代出場のFWミッチェル・デューク(町田ゼルビア)がヘディングシュートを放つ絶好のチャンスを得たにもかかわらず、同点ゴールを決めることができなかったオーストラリア。

 日本最大のライバルと目されていたチームの敗戦は、今後の日本の戦い方にどのような影響を及ぼすのか。次戦(9月11日、日本代表対バーレーン代表)以降も目が離せない試合が続きそうだ。