ジョタ 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップの名門セルティックで、FW古橋亨梧や日本代表FW前田大然らと共に数々のタイトル獲得に貢献したポルトガル出身のFWジョタ(スタッド・レンヌ/フランス1部)。2023年にサウジアラビア1部のアル・イテハドに移籍したが、外国人枠の問題や文化に馴染めなかったようで、1年でヨーロッパ復帰しフランスの地に降り立った。しかし、新チームでは未だベンチ入りすらできない状況が続いている。

 その理由としては、ジョタはサウジアラビアで2023年9月から2024年3月までほとんどプレー機会を得られておらず、レンヌでのプレシーズンに参加した数週間においてもチームメイトとのセッションはほとんど出来なかったことが挙げられる。レンヌのジュリアン・ステファン監督は、コンディションの回復には時間がかかるだろうとコメントした。

 「彼(ジョタ)はトレーニングが必要だ。昨シーズンは非常に混乱したシーズンを過ごしていたからね。体力を徐々に回復させ、コンディションをあるべき姿に戻していかなければならない。体力の回復には数週間かかるだろう」

 ジョタはサウジアラビアで、2023シーズン前半はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)とカップ戦に出場したが、後半はリーグ戦での出番はなかった。1年を通して公式戦では5得点を挙げたのみとなっている。

 セルティックでの活躍により、アル・イテハドに2500万ポンド(約48億円)という記録的な移籍金をチームに残してから、わずか1年で800万ユーロ(約13億円)にまで価値が下落したジョタ。レンヌから復活のニュースを早く届けてもらいたい。